着物の型として使われる「伊勢型紙」は、千年以上にわたり三重県鈴鹿市で技術が継承されてきた伝統工芸品です。
型彫師という職人が、和紙を加工した丈夫な紙に、緻密な文様や図柄を彫刻刀で彫って作ります。細かいもので一寸(約3cm)角に900 以上もの紋様を彫り抜くというから驚きです。
その超絶技巧をご体感いただけるのがこちらのミニ伊勢型紙。
伝統工芸士である今坂千秋さんの作品です。
●ミニ伊勢型紙の使い方●
ハンカチやてぬぐいに染め付けしたり、和紙に染付けして、手作りレターセットを作ったり、ハンドメイド作品の型染めにお使いいただけます。
そのまま額装して飾っても、ガラスやアクリルのフレームに飾って影を楽しむインテリアにしてもすてきです。
布を染めるための道具として継承されてきた「伊勢型紙」ですが、最近では、革を染めたり、陶器の絵付けに使ったり、お菓子の飾り(粉糖のマスキングなど)に使う人もいるそうです。
水洗いすれば何度もご使用いただけます。
◆作家について
伝統工芸士・今坂千秋。小紋染めの精緻な美しさを陰で支える、伊勢型紙の型彫師。伊勢型紙には、「突彫り」「縞彫り」「道具彫り」「錐彫り」という4つの技法があり、型彫師は専ら1つの技法を担います。今坂さんの専門は道具彫り。丸や四角、菱型、花びらなどの形をした道具を使い、ひと突きで形を彫り抜く技法です。道具彫りは、型彫師自ら道具をつくるところから始めます。
★作家についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
【仕様】
作者:今坂千秋
生産地:三重県鈴鹿市
サイズ:15×15cm(彫り面積10×10cm)
個数:1枚
備考:作品は、すべて手作りのため、色や形など、紹介している画像と若干異なる場合があります。また、モニターの環境により、色が異なって見える可能性がございます。
【ID】168799676
【List price】¥2000